関西生コン弾圧に反対する全国集会 大阪市内を1200人でデモ

 11月16日(日)14時から、大阪市西梅田公園に、関西生コン弾圧に反対する「声をあげよう!弾圧許すな 全国集会」に1200名の仲間が結集した。

 オープニングの「月桃の花」歌舞団の演奏の中、参加者が続々集まり、用意した1100部の資料は足りなくなった。呼びかけ人を代表して藤本泰成さん(フォーラム平和・人権・環境共同代表)が主催者あいさつ。続いて全日建連帯中央本部・菊池進委員長がこの間の弾圧の経過を報告、関西生コン支部の被弾圧当該2名も壇上に立った。

 さらに、沖縄平和運動センター・山城博治議長が発言、関西生コン支部のこれまでの沖縄反基地運動支援にお礼を述べた後、「辺野古でも、立っていれば公務執行妨害、おばぁが痛いと手を振り上げれば暴力で逮捕、どうなっているのか」「天皇がもうひとつ戦果を挙げるために、20万人の沖縄の命が犠牲になった、われわれにも権利がある」と現在も続く沖縄差別を弾劾、会場は発言に聞き入った。

 続いて「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会 高橋良平さんが発言、色々な人々がこの問題を取り組んだが、日本の過去のアジア支配が本来の問題ではないのか」と発言した。

 ボードを掲げてのアピールと川口真由美さんのミニコンサートを挟んで、大阪労働者弁護団・中井雅人弁護士から、「延べ89名が逮捕され、延べ73名が起訴されているが、そもそもこの弾圧は刑事事件にするようなものでないことばかり、勾留の長さも異様である」と弾劾。そんな中、勾留445日に及ぶ関生支部武建一委員長と先日接見した際、武委員長は自分の事件そっちのけで同房の外国人たちの処遇改善に取り組んでいることを訴えていたと伝えた。さらに、124の連名で関西生コン弾圧に抗議した自治体議員が次々発言。

 集会決議を読み上げてデモに出発、1200名のデモ隊は、大阪駅から大阪地裁までの梅田繁華街を元気にデモ行進、圧倒的な注目を浴びた。

(報告=愛知連帯ユニオン/レイバーネット日本記事より転載)