韓国から建設労組代表団 各地で熱い交流

6月28日から7月2日にかけて、韓国建設労組の代表団が訪日。関東、静岡、関西の各支部の仲間と交流した。

今年の代表団はコ・ウンソン忠北建設機械支部事務局長が団長で、ソウル、インチョン、ウルサンなど各地方の支部代表や本部専従者ら10人。

昨年結成10周年を迎えた建設労組は、いまや組合員4万人を数える一大勢力に成長。韓国のナショナルセンター、民主労総の中心的組織となっている。建設勤労者法の改正を求めて大闘争を展開中で、昨年11月にはソウル市内の麻浦大橋を占拠しソウルの交通を麻痺させるほどの存在感を見せた。

この闘争を口実に警察はチャン・オッキ委員長を拘束したが、仲間の意志は少しも衰えていない。訪日初日、東京で行った意見交換会でも、より組織を拡大し、労働者の人間らしい生活を勝ち取るための法改正を勝ち取ってやろうという強い思いが伝わってきた。南部の工業都市ウルサン(日本でいえば川崎)では、市内に16カ所ある生コン工場すべての組織化をなしとげ、436人すべての生コン労働者が組合員になった。労働条件も飛躍的に向上した。

2日目は静岡支部と交流。新富士駅に到着してすぐに富士山観光に向かったが、あいにくの濃霧と雨。それでも一生に一度だけかもしれない富士山に大興奮。気温12度の寒さもなんのその、元気に記念撮影を行った。

3日目午前は生コン工場を見学。初めて見る日本の生コン工場にみんな興味津々の様子だった。午後に大阪に移動し、市内観光後は関西生コン支部、近畿トラック支部、関西クラフト支部と交流会。大いに盛り上がり親睦を深めた。

4日目は奈良県でエム・ケイ運輸の闘争現場を激励訪問し、日本の友好労組や市民運動団体などとともに集会を開催。コ・ウンソン団長は「労働組合を弾圧することこそ経営を追い詰め社会的に孤立する行為であることをエム・ケイ運輸の経営者は理解すべきだ。日韓の労働者は離れていても心は一つ。同志たちが必ず勝利できるよう、韓国に戻ってからも応援し続ける」と激励した。

午後は生コン工場でバーベキュー。奈良ブロックの組合員によるおもてなしに韓国の仲間が感激。飲めや歌えやで、おおいに盛り上がった。

最終日は武建一・関西生コン支部委員長と意見交換。「日本の労働者は過去の植民地支配・侵略戦争に対して真摯な謝罪と賠償を行い、辺野古新基地建設など安倍政権による戦争国家化を阻止するとともに朝鮮半島の平和統一に向けた動きを支持すべきだ」という武委員長の発言に代表団は共感。日韓労働者の権利獲得、そして東アジアの平和のために共に闘うことを誓った。

今年の訪日団は例年以上に日本の仲間と親密な交流が出来たようだ。「これまでは国際連帯なんて必要ないと思っていたが、直接経験してみてその重要さが身にしみてわかった」という感想も聞かれた。これからもお互いに刺激しあい、労働者が人間らしく平和に生きられる世界の実現を目指して共に闘いましょう。(パク・スンハ)