チャン・オッキ元委員長が保釈

4月22日、韓国建設労組の元委員長、チャン・オッキさんが保釈された。

チャン・オッキ元委員長は1年前の2018年5月3日逮捕され、同年12月、裁判で実刑判決を受けて控訴中だったが、保釈申請が認められたものだ。拘置所にかけつけた組合員が花束で出迎えた。

韓国建設労組は、保釈にあたって日本の連帯ユニオンに次のようなメッセージを送ってきた。
「チャン・オッキ委員長が先ほど保釈で出所されました。日本の仲間たちの温かい連帯のおかげです。連帯労組のすべての仲間が釈放されるまで、韓国でも最後までともに闘います」

●注記
2017年11月28日、ソウル市内の交通の要衝、麻浦大橋で韓国建設労組1万人の組合員が占拠闘争を決行した。チャン・オッキさんは当時の委員長で、「集会と示威に関する法律違反」だとして逮捕されたのだった。この占拠闘争は、当時の政府与党が建設労働者雇用改善法改正案の審議をサボタージュしたことに対する正当な抗議闘争であり、大手ゼネコンの顔色をうかがって建設労働者の地位向上を実現するための法改正を先送りしてきた政府与党の側にこそ責任がある。現在すすめられている控訴審でも、建設労組側はあらためてその点を明確にするよう求め、無実を主張している。